生姜の栄養効果

生姜を食べると体がポカポカと温まります。食材の中でも圧倒的に体を温める作用が高い生姜ですが、体を温める以外にもさまざまな効果があり、体の不調にマルチな活躍を見せる優れた栄養効果を持っています。

 

体を温める効果を持つ辛味成分

生姜の辛味成分「ジンゲロール」と「ショウガオール」。この2つの成分には体を温める効果があります。

生の生姜には「ジンゲロール」と呼ばれる成分が多く含まれ、体を即座に温め、発汗を促し、熱を下げます。寒さが招く風邪の寒気や節々の痛みに効き、解熱作用も期待できます。

加熱して乾燥させると「ジンゲロール」は「ショウガオール」に変化します。「ショウガオール」には血行改善や整腸作用があります。体を芯からじんわり温めるので、胃腸の弱い人や慢性的な冷え性の人におすすめです。 

 

マルチに活躍するその他の効果

食欲がない時

辛味や香りが胃液の分泌を促し、食欲を増進させてくれます。食欲がない時、薬味として生姜を追加することをおすすめします。

胃の調子が悪い時

弱った胃を温めるため、冷たいものを取りすぎて胃の働きが低下している時に最適です。

食中毒の予防

強力な殺菌力を持つ生姜は、生臭さを消す作用があります。長持ちしない青魚と一緒に料理すると食中毒の予防になります。